21世紀の経済論vol.27

平成27年1月19日(月)19時より

参加体験無料

ハタラクラスを終えて

 先月は宮崎市内で勉強会を開催しました。内容は、前回の「お金の基礎知識」に加えて、
1.私たちの意識構造
2.資本主義とは何か
3.株式会社とは何か
4.資本主義と株式会社、「増えるお金」はセットである
5.アベノミクスとTPP
6.年金の将来性
等々をお話しさせていただきました。

正直、ちょっと内容を盛り込みすぎたため、一度に理解していただくことは難しかったかもしれません。

そんな人のために、ブログに当日の資料をアップしてありますので、ご参考ください。

http://project-aya.yasoichi.jp/?p=1269

 参加者は少なかったですが、その分中味の濃い討論ができたのではないでしょうか。
勉強会の常連の方からは、さすがに鋭い質疑が飛び出してきていました。

社会を動かしているのは、政治ではありません。現代社会で政治を動かしているのは、経済です。

そして、その経済を動かしているのは、私たちの消費活動です。
結局のところ、私たちは私たちの欲望とどう付き合っていくのか、という話題に向き合わざるを得ないのです。
内田樹さんは「大人であること」を「社会のことを自分の事の様に考えられる人のこと」と言いました。
それは突き詰めて考えていけば、「自由とは、己の際限のない欲望に素直に従っていくこととはヾ( ̄o ̄;)チガウッテバ、、、」ということに行き着きます。
私たちは、お金に振り回されてはいけないことと同じように、自分の欲望に振り回されてはいけないのです。

その事を考えずして、これからの未来はないでしょう。


今、この本が世界的なベストセラーとなっています。
内容はと言うと、歴史的なデータを分析してみると、資本主義とは格差を生み出すことが必然となっているシステムである、ということらしいです。
これは、僕が勉強会で以前から指摘している事そのものです。それを具体的に、歴史的なデータを詳細に分析して証明してくれたもの、と言えるでしょう。

そして、このような専門書がベストセラーとなる背景には、世界中で少なくない人が「資本主義、中央銀行制度の限界」を感じている、という証に他なりません。

しかし、ではどうすればいいのか、ということまで具体的に言及している人は残念ながら見当たりません。
この勉強会では、その事まで含めてお話ししています。
もちろん、僕がお話しすることが完全であるとか、申し上げるつもりはありませんが、みなさんと一緒に考え、実行していけたら、と思っています。

 お金は実に単純なことなんですが、単純なだけに意外とその小さな矛盾に気付かないものです。
 出来るだけ多くの人とお金について話し合えたらな、と思っています。
 「綾旅」も地域通貨との連動を視野に入れていますので、それについてもいろんな意見を伺えたらな、と思っています。ここでの話し合いは、綾だけでなく、あなたの町でも通じることです。
 月一回を目安に、定期的に開催しています。お気軽にご参加ください(^_-)

場所:綾町宮原 陶房八十一
宮崎県東諸県郡綾町入野4815-1
http://yasoichi.jp
TEL&FAX 0985-77-1291
駐車は5台まで可能です。

連絡先:興梠 090-7539-9731 
興梠智一(現綾町商工会理事、元綾町商工会青年部部長)

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