A purpose

「それは森から始まる〜新たなパラダイムを指向して〜」

現在、世界は急激な変化に直面しています。世界を震撼させたあのテロ事件以来、大国のなりふり構わない侵略行為とそれに追随する先進諸国の構図はもはや理性や正義を通り越し、しかしその先進国の間でも、「新世界秩序」と呼ばれたグローバリゼーションの結果、大銀行が低所得者相手にサラ金まがいの商品で失敗した余波が、我が国のみならずEUはじめ世界各国の金融を混乱させています。いわゆる「サブプライムローン問題」です。そして、田舎で細々と暮らす私たちの慎ましい暮らしさえ脅かしています。

株や為替のいわば実体のない取引に一喜一憂する私たちの不安は、一体どこから来ているのでしょうか?
貨幣経済に対する過剰な幻影を、今こそ乗り越えなければならないのではないか?

社会を運営していくうえで最も重要ファクターに、食料とエネルギーがあることは言うまでもありませんが、現在の日本では、どちらも海外に非常に高い率で依存しています。
2008年に入って、中国からの輸入ギョーザ問題は私たちを震撼させました。そのことは、結果としていかに我が国の台所が海外、特に中国の安い食料に依存しているか、我が国の食料自給率がいかに低いのかをあらためて実感させたのです。

エネルギー問題も、昔にそのまま戻ることは出来なくても、現在の様な高度に原油に依存した体制は根本から見直す必要があるでしょう。この問題は巨大な利権が絡んだ国際問題でもあります。しかし私たち庶民は、この問題で振り回されることに自分の非力さを省みて諦めてしまうことから、断固としてノーと言うべき時代に来ているのではないでしょうか。
昨今では、代替エネルギーの研究も進んで来ています。また、古来からのエネルギーの見直しも為されるようになって来ました。個人で解決が難しい問題は、お互いの智慧を出し合うことによってなんとかするんだ、という気持ちが大事ではないでしょうか。
これまでと違うのは世論にこれまでと同様の暮らしを続けることは出来ない、という風潮を感じることです。この二つの大きな問題はこれまでも何かのきっかけでたびたびマスコミでも論じられて来ましたが、問題を先送りしてきた感があります。

私は政治家でも研究者でもありませんので、物事を単純にしか考えられません。しかし、そのことによって見えてくることもあるかと思います。単純に考える、ということは何も物事を軽く見る、ということではありません。

今回、このフォーラムを設けたのは、ぜひ皆様の智慧をお借りしたいと考えているからです。
この綾町も、宮崎市との合併をせずに独自の道を歩んでいくことを選択しました。そのためには、「照葉樹林を守った」という段階からさらに進化する必要があると考えます。何のために森を守ったのか、守ったことで何故世間の注目を浴びたのかをさらに深く掘り下げたい。「エコロジー」が「エゴロジー」で終わることなく、永続可能な社会システムを構築して行きたいのです。

我々綾町内の若者からも、積極的に世論に対して投げかけることによって、混迷の現状をなんとか打破したい、と考えています。

綾町は客観的に観て裕福な町とは言い難い。だからこそ、独自の路線を考え実行していかなかればなりません。「照葉樹林都市」がその先鞭でした。
物事をシンプルに考えると、綾町及び周辺地域でエネルギーと食料を自給自足する、これが出来ればいかに金融の世界恐慌が起ころうとも少なくとも安心です。エネルギーと食料問題は国家的課題であると同時に、わが町の問題でもあります。小泉改革による実質地方切り捨ての「小さい政府」ではなく、小さな町単位で独自のエネルギー及び食料対策が必要ではないでしょうか。豊かでない町だからこそ、そのモデルとなり得ると考えています。

2008年4月、綾町商工会青年部では独自のホームページを立ち上げました。
私が青年部を卒業に伴い、2009年3月サーバ移転を行いました。
「照葉樹林都市」宮崎県綾町の最新情報サイト
http://eco-aya.info
また、上記の諸問題を考えるためのフォーラムも設けました。
プロジェクト綾「照葉樹林都市」宮崎県綾町からのパラダイムシフト
http://project-aya.yasoichi.jp/
ぜひ、皆様方にはこのフォーラムへの参加をお願いしたいと思います。
記事を書いてくださる方はもちろん、既に独自のブログをお持ちの方は相互リンクを、関心のある方は積極的なコメントを、広く募集したいと思います。
皆様のご参加を、心よりお待ちしております。

なお、現在ホームページは未完成の状態ではあります。私独りで家業の合間に作業しているため、まさしくスローライフな、しかしそんなことも言ってはいられないのですが(^^ゞ
未だお見苦しい点は、どうかご勘弁のほどをよろしくお願いいたします。

興梠 智一(陶房八十一)
Tomokazu Korogi a Potter,YASOICHI