腐敗しない「おカネ」というもの

私たちの普段の生活の中で、「貨幣」は無くてはならないものとなっています。
しかし、僕には昔から、この「お金」に対して何かいい知れぬ違和感の様なものを感じていました。

「エンデの遺言」という本の中に、このような一節がありました。

ゲゼルは、お金で買ったものは、ジャガイモにせよ靴にせよ消費されます。ジャガイモは食べられ靴は履き潰されます。しかし、その購入に使ったお金は無くなりません。そこでは、モノとしてのお金と消費物質との間で不当競争が行われている、とゲゼルはいいます。

シルビオ・ゲゼルの言葉を引用したものです。
ここで僕はハッとしました。

「お金」は腐らない。
こんな当たり前のことになぜ今まで気付かなかったのか。

消費されるものの対価として「貨幣」は利用されるが、それ自体が商品になってしまっているということ。

僕は、未だに為替の仕組み、というより成り立ちが理解出来ない。
どうして一国の貨幣が売買出来るのか。

不思議に思いませんか?
素朴な疑問です。

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